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今度けむり宅で行われるなりチャのメンバーが決定w
楽しみにしてたんだよね~
そ・し・て・・・私は希望通りフランス兄ちゃんの座を射止めた!!
しかも!イギリス役はけむり!絡むゼ!!
けむりのイギリス可愛いもん!
光葉の韓国(だったよね?!)も楽しみだww
他の皆様はまだ交流した事無いからお話するのが楽しみで仕方ないよ!!
あ~早く4日にならんかなぁ・・・
ちなみに・・・↑で名前が出て来たけむり、光葉の両名のサイトにはリンクから飛べるんで是非!
二人とも素敵な仏英ラヴァーですよw
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我が子の愛した世界
『私はこの世界を愛しているの。だから、あなたもきっと好きになるわ!』
そう言って笑った彼女はもういない。
あの時、素直に綺麗だと思えた世界はすっかり変わってしまった。
彼女が愛した世界は、もう存在しない。
ああ、
「ベス、お前の希望は叶えられそうにない。」
お前を奪ったこの世界を俺は好きになれないだろう
「過去に囚われるなって、何度言ったらわかるんだよ?お前さんは」
「・・・・・・・おぇ」
「ちょっとまて!その反応普通に傷付くから!!ちょっお兄さんのガラスのハートは粉々だ!」
「はぁ?強化ガラスの間違いだろ?っつーか、なんなんだよお前は!毎度毎度人が昔に思いを馳せてる時にばっかり現れやがって!」
「ちがいますー!お前が昔を振り返りすぎなんだよ!来るたびにぼーっとされてちゃどうしろってんだよ?」
「おとなしく帰っとけよ!!せっかくベスが・・・!」
「ベス?って、エリザベス女王か?しかも昔っつー事は1世だよな?・・・」
「・・・・・・・・、」
おかしい・・・
・・・さっきまで俺は確かに思っていたはずだ
この世界は汚い、と
彼女を亡き者にしたこの世界は生きるに値しない、と
なのに今は何故こんなにも晴れやかな気分なんだろうか・・・?
「お~い、イギリスさん?そんなに気ぃ抜いてると悪いお兄さんにイタズラされちゃうよ~?」
「・・・その悪いお兄さんとやらが退いてくれないと動けねーんだよ!どけって重い。・・・お前また太っただろ?」
「んな!いやいやいや、そんな事ないって!絶対無いって!ほら、昨日だって運動したし!」
「中年太りか・・・俺は気をつけよう。」
「え?!ちょっ、まじやめて!俺まだ若いから!」
「ざけんなバカ。お前が若いんだったら世界の大半が若造も良いとこだろ!」
「うぐっ・・・・・・で、でも太って無いって!」
「わかったよ。それで良いから喋んなよ!考えがまとまんねぇから!」
・・・・俺は世界を憎んだ
彼女が死んだのに、世界は余りにも変わらなかった
彼女が愛した世界は彼女に少しも興味が無かったのだろう
その事実が何よりも心を抉った
そんな世界を俺が愛せるはずが無かった
なのに、
「・・・あぁ、そう言う事か・・・」
「お?もう喋っても良いのか?」
「まだ駄目だ。もう少し、」
「へーへー」
こいつが傍に居ればこの世界もそう悪いものでは無いかもしれない。
随分と癪に障る結論では有るが、どうやら事実のようだ。
天下の大英帝国がどこぞの生娘のように恥らう事は無いが、
それでも・・・・・何と言うか・・・
「むず痒い・・・」
「何がだよ?・・・さっきからおかしいぞ~?大丈夫か?また体調崩したとか・・・」
「違っげーよバカ!大丈夫だからほっとけ!」
「お前はすーぐそうやって人を遠ざけようとしてぇ、寂しいくせに!」
「寂しくねぇ!って言ってんだろ!はーなーせー!!」
「いーやーだーねー!!」
うん、悪くない。
そう笑って言えるならこんな日常も愛せる気がする。
ベス、お前は本当に偉大だな。
お前の言った通り俺はこの世界が好きになれそうだ。
だから、安心してお眠り愛しい子よ
お前には心配ばかりかけてしまったな
今思うとずっとそうだったんだな
俺には本当にできすぎた子だった。
次生まれてくる時は、何も無い光溢れる空間で笑っている君が見たい
だから、俺はそれまでこの世界を守り通してみせる
お前と同じくらい大事な者がたくさん在るこの世界を